仮想マシンホストが、どうもI/O負荷をかけると落ちるのと、久しぶりにハードウェアRAIDカードを
使ってみたくなったのでヤフオクで購入した。送料込みで6000円くらい。
セットになっていたケーブルがHDD2台分しかなかったので、AmazonでSFF-8087->SATAのケーブルを購入。
(1500円くらい)
トラブル
H310を挿すとPCが起動しない。マザーボード上のPOST表示が15になった後勝手にリブートする。
# ちなみにマザーボードは GIGABYTE GA-Z87X-UD3H
不良品かと思って、もう一台のPC (Asrock Z77 Extreme 3)に挿すと普通に起動する。
なんだこれは・・・と思って色々とググると
「RAIDカードのB5 B6 ピンにビニールテープを貼ると動く」
http://yannickdekoeijer.blogspot.jp/2012/04/modding-dell-perc-6-sas-raidcontroller.html
・・・そんなアホなと思った物のやってみたら本当に動いた。色々調べて行くと、LSIのRAIDカードでは良くあることらしい。
もしかして、マザーを選ぶHP SmartArray P410も同じ事したら動くのかなぁ(まぁあれは違う問題あるので使わないけど)
# この記事はこれが書きたかっただけという。
トラブル2
後は、もう単純にRAIDカードのセットアップ画面でVD作って終わり。ESXi上では特にドライバを入れる必要もなく、認識されました。
#ただ、なぜか megaraid_sas をロードするところが長い。コントローラー再起動でもしてるのかっていうくらい
で、元のディスクからファイルをコピる際に、あ、ゴミフォルダあるじゃんと思って rm -rf hoge したら思いっきり対象フォルダ
間違えて、必要な所を消してしまったという。すぐにCTRL+Cしたので被害は200GBくらいのファイルで済んだようだけれども
・・・何が消えたのか正直わかりません。まぁいっか・・・大事な物は消えてなかったし。
おまけ
どうやら、 PERC H310 にはいくつか種別があり、それぞれでファームウェアが異なる模様。
https://forums.servethehome.com/index.php?threads/dell-perc-h310-adapter-different-versions.6419/
私が手に入れたのは、Precision H310 だったらしく、subdeviceid = 1f78 だった。これのファームウェアはA02で止まっていて、
同一カードなはずのPERC H310ならA10まで出ているのに何だかなぁという感じだったので、一か八かPERC H310のファームウェアを書き込んでみた。
megafl -adpm0flash -f FWxxxx.ROM と実行すると、書き込みが実行されて再起動してみるとファームウェアのバージョンが変わった
ことは確認出来た。(なんかバージョン番号の形式まで変わっちゃってるような雰囲気があるけれども)
まぁ気持ちの問題なので、コレで良しとする。
おまけ2
ESXi上のRAIDステータスの監視はものすごく鬼門(メーカー製サーバーを使っていない場合&&無償版の場合)
ESXi Hypervisor 6.5 を使っている今回は、
http://tagutagu.com/?page_id=976 の手順でMegaCLIを入れて、(実行時に ln -sが必要なのもここの記述通り)
# URLが404になっているので、 http://www.dell.com/support/article/us/en/19/SLN292235/en#Step2 ここのURLから
別途動かしているzabbix on RaspberryPi(raspbian) からexpectを使ってssh経由でMegaCliを叩いて、その結果を
頑張ってパースするという泣ける流れ。